このページでは、2026年2月15日現在の「環境の概観」について解説します。
回復・処理型コントロールの最高峰「破壊ネメシス」
現環境のTier1の一つは、破壊ネメシスです。
そして、「破壊ネメシスにどう勝つか」でメタが回っています。
このデッキの強い点は、以下の通りです。
・序盤の隙が少ない→アグロに対応。
・後半の盤面処理能力が非常に高い→巨大盤面型デッキにも対応。
・イマリで横展開も可能→受け一辺倒のデッキではなくなり、様々な状況に対応。
・継続的な回復とバーン→打点に特化したデッキに対して粘り強く、いつの間にか相手を削っている。
・ベルゼバブで試合が長引かない→ロングゲームが得意なデッキにも対応。
こう見ると一見弱点がなさそうに見えますが、以下のような弱点もあります。
・5~7PPの盤面処理がイマリ以外弱い→スタチウムやツヴァイが苦手
・1ターンで特大回復はできない→「シンセライズ残光→アルベール」のような連続大打点は厳しい。
・ベルゼバブが置けないとゲームを畳めない→3面以上展開すれば
最強の打点型ミッドレンジ「財宝ロイヤル」
もう一つのTier1は、財宝ロイヤルです。
圧倒的な打点で、あらゆるデッキを倒します。
また、シンセライズでどんな盤面も返せるため、巨大盤面型デッキは徐々に姿を消していきました。
弱点としては、大量回復や継続的な盤面展開に対して弱い点が挙げられます。
このデッキも多くのデッキに対策されていますが、不利になってもオルオーンがあるため、問題ありません。(←ゲームとして大問題では…?)
Tier1キラーの「秘術ウィッチ」
前環境でTier1だった秘術ウィッチですが、今環境ではTier2になってしまいました。
ただ、新カードがないので人気がないだけで、強さ的にはTier1と遜色ないレベルです。
特に、今環境のTier1である破壊ネメシスと財宝ロイヤルに対して、非常に強い点が魅力的です。
対破壊ネメシス:
①ミレリゼやノーマンに対する中盤の処理能力が足りていない。
②ララアンセムを安着させやすく、取られることもない。
Tier1
破壊ネメシスと財宝ロイヤルが最強。どちらも巨大盤面型に強く、守護ビショップと純スペルウィッチは逆風。
破壊ネメシスは序盤のアグロ耐性、イマリによる盤面逆転力、卵によるライフレース、試合後半の盤面処理、終盤のベルゼバブによる試合決定力、といった複数の要素が高水準。
財宝ロイヤルは圧倒的な打点力であらゆるデッキを粉砕するパワーがある。
Tier2。
秘術ウィッチは、ララアンセムが破壊ネメシスに、ノーマンが財宝ロイヤルに刺さっているため、tier1に強い。
ほーちゃんドラゴンは、破壊ネメシスに対してほーちゃんを置きやすいため、環境初期はTier1だったが、財宝ロイヤルがそこにつけ込んで暴れた結果、Tierが逆転した。
ランプ(疾走)ドラゴンは、威圧の処理が苦手な秘術ウィッチに対して強い。
人形ネメシスは、尽小花で卵を変身させることで破壊ネメシスに対抗。打点型ミッドレンジとしてのデッキパワーでは財宝ロイヤルの方が上だが、ツヴァイがドラゴンに対して異様に強く、オーキスでララアンセムを取れる点も魅力。
進化ドラゴンは、圧倒的な回復力で打点型ミッドレンジを耐え切る。盤面処理も強いが、破壊ネメシスにはベルゼバブを置かれてしまうため不利。
Tier3
クキシロビショップは、環境初期こそ強かったものの、クキシロをおかせないプレイが常識となり、Tierが下がっている。
リノセウスエルフは、回復が苦手なため、打点型ミッドレンジが強い今環境では逆風。破壊ネメシスに有利という声も見かけるが、卵のチクチクダメージすら痛い。しかしプレイングを極めれば無限の可能性を秘めている、強さを引き出すのが難しいデッキ。
テンポエルフは、アリアがかなり上方修正されたおかげで台頭した。押し切りやすくなったものの、うまく捌かれると勝つ手段がないというデッキパワー的な限界がある。
対リノセ最終兵器:守護ビショップ
そんなリノセウスエルフにガン有利なデッキがあります。
「守護ビショップ」です。
実は、環境初動では新しいデッキタイプである守護ビショップが流行していました。
(そしてリノセウスエルフは完全に逆風でした。)
しかし、徐々にミッドレンジデッキの強さが知れ渡ってくると、それらに強いスペルウィッチが台頭してきました。
そして、そのスペルウィッチに強いリノセウスエルフが注目され始めた所で、再び守護ビショップの出番がやってきました。
特に、2デッキBO1の大会では、リノセウスエルフのけん制のために守護ビショップを採用する人が一定数います。
しかし、他のデッキ(特にスペルウィッチ)に対しては少し厳しいため、ランクマではあまり見かけません。
ランクマ最速のアグロナイトメア
ランクマッチでは負けてもBP・MPが減らないため、多少勝率が低くても、一戦の時間が短いデッキの方が効率的にBP・MPを盛れます。
そこで、アグロデッキの中でも特に強いアグロナイトメアが流行ります。
しかも、このデッキは回復が少ないリノセウスエルフや序盤が弱いスペルウィッチに対して有利です。
しかし、多くのミッドレンジデッキは序盤の性能も十分高いため、あまり勝つことはできません。
(相手が事故ることもあるので、勝てるときは勝てます。)
第二弾環境の総括

Tier1:リノセウスエルフ、スペルウィッチ
まず、多くのミッドレンジデッキに対して有利を取れる「リノセウスエルフ」と「スペルウィッチ」がTier1です。
「リノセウスエルフ」は「スペルウィッチ」に対しても有利なため、プロ選手などの上手いプレイヤーの中では、「リノセウスエルフが最強」と考える人が多いです。
しかし、「守護ビショップ」に対しては圧倒的に不利なので、大会ではよくメタられます。
※Online Championship 2025 August優勝者は「守護ビショップ」と「スペルウィッチ」。
また、プレイが難しいため、強さの割にはランクマッチでの遭遇率が低いです。
「スペルウィッチ」は「リノセウスエルフ」には不利ですが、それ以外の多くのデッキに有利です。
そして、「リノセウスエルフ」と比べたら使いやすいというのもあって、人気が高いです。
特にランクマ環境では、(不利対面の)「リノセウスエルフ」が少なく、(有利対面の)「ミッドレンジロイヤル」が多いため、猛威を振るっています。
Tier2:ミッドレンジデッキ
次に、対応力の高いミッドレンジデッキがTier2です。
「アーティファクトネメシス」は対応力が高く、明確な不利デッキが存在しない点が魅力的です。
また、環境に多いミッドレンジロイヤルに対して有利なのも良い点です。
しかし、プレイングが非常に難しく、使っていて疲れるため、人気が低いです。
「ミッドレンジ~コントロールナイトメア」はスペルウィッチには微有利ですが、リノセウスエルフには不利です。
大会でも結果を残しており、人気が高いです。
「ミッドレンジロイヤル」は1枚1枚のカードパワーが高く、扱いやすいため、一番人気なデッキです。
しかし、スペルウィッチに対して不利であり、上手いリノセウスエルフに対しても微不利です。
(※中級者レベルのリノセウス相手であれば、有利を取れます。)
そのため、人気の割には環境的な立ち位置が悪いです。
Tier3:守護ビショップ、アグロナイトメア
そして、Tier1には強いが、対応力やデッキパワーが低い「守護ビショップ」と「アグロナイトメア」がTier3です。
「守護ビショップ」はリノセウスエルフに対して圧倒的に有利です。
そのため、リノセウスエルフが多い大会環境に適しており、Online Championship 2025 August優勝者も持ち込んでいました。
しかし、スペルウィッチに弱く、ミッドレンジデッキに対しても微妙です。
そのため、リノセウスエルフが少なく雑多なデッキが存在するランクマッチにはあまり適さないです。
「アグロナイトメア」はリノセウスエルフにもスペルウィッチにも有利です。
しかし、ミッドレンジデッキには裁かれやすく、守護ビショップも少し厳しいです。
とはいえ、一戦にかかる時間が短いため、負けてもBP・MPが減らないランクマッチでの人気は高いです。
Tier4:その他のデッキ
最後に、パワー不足なデッキたちがTier4です。
Tier3まではランクマッチで見かけることが多く、大会環境でも採用されることが多いですが、
Tier4はランクマッチで見かけることが少なく、大会での採用はTier3までと比べると著しく低いです。
「土ウィッチ」はこの中ではデッキパワーが高い方です。
中盤の盤面形成能力が非常に高いため、リノセウスエルフに有利です。
※有料級の話をすると、2デッキBO1の大会では、相手がスペルウィッチ想定でリノセウスを投げてきた所に土ウィッチを当てる作戦が、かなり有効だと思います。
「ランプドラゴン」は強さの割に人気なデッキです。
とはいえ、マーマンやネプチューンは実際強く、舐めてかかると負けかねません。
しかし、Tier1のOTKデッキに対してOTKを阻止するのが難しく、アグロやミッドレンジにもひき殺されかねないのが弱点です。
強さを求めるなら、「ほーちゃん」を抜いて「フォルテ」や「オーディン」などの攻めのカードを採用した方がよいですが、「ほーちゃん」はかわいいし使ってて楽しいです。
「疾走ドラゴン」は守護の少ないリノセウスエルフやミッドレンジナイトメアに有利です。
しかし、守護を立てられると弱く、相性的にはほぼアグロナイトメアの下位互換です。
特にAFネメシスにはキャッスルAFを何度も手出しされて詰みます。
「テンポエルフ」はこの中ではデッキパワーが高い方です。
序盤の盤面制圧力が非常に高く、アグロナイトメアに有利です。
また、回復や守護の少ないリノセウスエルフに有利です。
しかし、その逆も然りであり、スペルウィッチや守護ビショップには不利です。
ただし、ウィルバートのラストワードをオーディンやティターニア進化で無効化できるので、リノセウスエルフほど守護ビショップに抵抗できないわけではないです。
「人形ネメシス」の強さは、オーキス(とオーディン)を引けるかどうかに強く依存しています。
序盤の盤面制圧力が非常に高く、アグロナイトメアに有利です。
ノーマンが天敵であり、オーキス2連打が狙える良い手札だったとしても、間でノーマンに回復されると打点不足で負けます。
「疾走ビショップ」は使用者が少なく、強さが未知数なデッキです。
豊富な横処理と疾走カードのおかげで、攻めも守りも強力であり、相性的にはどのデッキにも大きく有利・不利がつかなそうです。
ただ、少しドローソースが少ないような気がします。

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