温厚なるトレント

フレーバーテキスト

【進化前】
枝ではなく指があり、根ではなく足がある。
人ではなく樹ですらない。森においても異端の命。
森の民ですら彼を避け、たまに鳥が羽を休めに来るだけ。
己の存在に嫌悪する日々の中、森に密猟者が現れた。

【進化後】
たまに羽を休めに来ていた鳥達は、希少種だったらしい。
鳥を狙う密猟者を、樹人は指で払い除け、足で蹴飛ばす。
やがて鳥は樹人に巣を作ると、そこに棲みはじめた。
樹人は、鳥が安心して羽を休められる己を好きになれた。

カード能力の補足説明

　コンボ3で進化するため、その後攻撃すれば自分のリーダーを2回復できます。

評価（構築戦）

長所

　第3弾まではほぼ見ないカードでしたが、第4弾になって「奥義・解放奥義」のキーワード能力が追加されたため、進化稼ぎカードとして日の目を浴びる可能性があり…ましたが、ほとんど採用されてません。

　高めのスタッツをもち、攻撃時のリーダー2回復で奥義・解放奥義が発動する試合後半まで耐久しやすくなるのも良いポイントです。

　また、（通常、進化時能力は他カードの効果による進化では発動しませんが、）このカードは「進化時」ではなく「攻撃時」に回復してくれるので、コンボ3ができなくても、「ユエル＆ソシエ」のクレスト能力で自動進化することで回復できます。

短所

　盤面制圧力がやや弱めです。
　コンボ3で自動進化しても結局一面しか触れられないので、相手の盤面が強い場合は出す隙がないかもしれません。

採用デッキ

　やはり、進化回数を稼いで強力な奥義・解放奥義を発動させる進化エルフに採用するのがよいでしょう。
※ただ、やはりコンボ3で使いたいカードなので、低コストカードをデッキに入れる必要があります。

総評

　貴重な進化稼ぎカードではあるものの、特段強い効果ではないため、相手が隙を見せたタイミングで進化回数を稼ぐためのカードといった感じになるでしょう。